Windows11 on KVM
Windows11が正式リリースされたので、KVM上の仮想マシンとして利用できるかを試す。
結論としては、動作して利用できている。
【環境のメモ】
■ホストマシン
・Fedora34
・qemu-kvm-5.2.0-8.fc34.x86_64
・Intel(R) Core(TM) i9-9900K CPU @ 3.60GHz
■ゲストマシン
・Windows11
・チップセット Q35
・Firmware UEFI x86_64: /usr/share/edk2/ovmf/OVMF_CODE.secboot.fd
・TPM v2.0(エミュレート)
【インストール内容】
・Windows11 は ISOイメージをダウンロードして、新規インストール。
・仮想マシンマネージャーを使用し、以下のとおり仮想マシンを作成。
1.ローカルのインストールメディア(ISOイメージまたはCD-ROMドライブ)
2.Windows11のISOイメージを選択。operating system you are installing 欄は Windows10が表示される。(自動検出)
3.メモリとCPUを割当。
4.仮想マシン用にディスクイメージを作成して割当。
5.仮想マシン名を入力。「インストールの前に設定をカスタマイズする」にチェックを入れて完了を押す。
・仮想マシンの設定画面で、以下の設定を調整する。
1.「TPM」ハードウェアの追加
モデル CRB
バックエンド エミュレートされたデバイス
バージョン 2.0
2.「CD-ROM」デバイスの追加
virtio-win-0.1.208.iso を指定して追加。
3.仮想ディスクのディスクパスを「virtio」に変更
・Windows11のインストールを実行する。
インストール時、virtioディスクは認識されないため、CD-ROMデバイスとして追加していたドライバディスクからvirtioドライバを導入。
あとは、インストーラーに沿ってインストールを進める。